朝日米とは

朝日米とは、岡山で受け継がれてきた在来種のお米

朝日米は、
岡山で受け継がれてきた
在来種のお米です。

旭系統の流れを受け継ぐ米として知られ、
強い粘りや濃い甘みを
前面に出すのではなく、
粒感と後味のきれいさに
特徴があります。

冷めても持ち味が崩れにくく、
食事の中で良さが伝わる米として、
今も岡山を中心に
受け継がれています。

朝日米の特徴

朝日米の特徴は、
澄んだ味わいの中に滋味深さがあり、
甘さにも品があることです。

香りも穏やかで、
毎日の食事に自然になじみます。

現在主流のお米は、
コシヒカリ系統に代表されるように、
粘りや甘みを強く感じやすい傾向があります。

それに対して朝日米は、
粒感と後味のきれいさに
持ち味があります。

ひと口目のわかりやすさよりも、
食べ進めるほどに
持ち味が伝わります。
そこに、朝日米ならではの魅力があります。

冷めても味の輪郭が崩れにくく、
重たくなりにくいことも、
朝日米の特徴のひとつです。

こうした特徴の背景には、
デンプンの性質の違いもあります。
アミロースとの関係については、
朝日米とアミロース
詳しくまとめています。

朝日米が評価されてきた理由

朝日米が長く評価されてきたのは、
料理と合わせたときに持ち味が
生きるお米だからです。

和食との相性がよく、
酢飯にしても
粒感を保ちやすいため、
寿司米としても評価されてきました。

また、
弁当のごはんでも重たくなりにくく、
主菜や副菜を引き立てながら、
ごはんそのものの質もきちんと感じられます。

味の主張が強すぎないからこそ、
毎日の食事でも食べ飽きにくい。
そこに、
朝日米が長く評価されてきた理由があります。

朝日米のルーツと系譜

朝日米は、
旭(あさひ)系統の流れを
受け継ぐお米です。

旭は、明治末期に京都で
在来系統の日ノ出から
選ばれた品種とされ、
その後、西日本で
広く栽培されました。

朝日米は、
その旭の流れを受け継ぎながら、
岡山で栽培されてきたお米です。

現在主流となっている
改良品種とは異なり、
人工交配によって生まれた品種ではない
という点も、
朝日米の系譜を考えるうえで大切です。

また、
「東の亀ノ尾、西の朝日」と
並び称されることもあり、
朝日は良食味米の系譜を語るうえでも
見逃せない存在とされています。

現代の良食味米の流れを考えるうえでも、
朝日米はその背景をたどるうえで
重要な系譜に位置づけられます。

朝日米の作付が少ない理由

こうした系譜を受け継いできた
朝日米ですが、
現在では作付も限られています。

その理由として、
栽培のしやすさという面で
不利な品種と言えるからです。

たとえば朝日米には、
倒伏しやすい、
収量が多くない、
栽培管理に手間がかかる、
といった特徴があります。

農家にとっては、
収量が安定し、倒れにくく、
作りやすい品種のほうが
導入しやすくなります。

そのため全国的には、
扱いやすい品種が
主流になっていきました。

さらに朝日米は、
例年、収穫時期が遅いため、
農家や販売店にとっても、
新米が多く出回る時期に
扱いやすい品種とはいえません。
販売面でも不利を抱えやすいことが、
作付が広がりにくかった理由のひとつです。

こうした背景から、
朝日米は「幻の米」と
呼ばれることがあります。

ただし、朝日米の価値は
希少性そのものにあるわけではありません。
作りにくくても今なお受け継がれてきたのは、
食事の中で良さが伝わる米だからです。

朝日米が岡山で残ってきた理由

作りにくい品種にもかかわらず、
朝日米が岡山で残ってきたのは、
岡山で長く主食用米として受け継がれ、
地域の食文化の中で
その価値が認められてきたためです。

さらに、
その系譜を今につないできたのは、
地元で作り続けてきた農家と、
地域の中でその価値を
受け継いできた人たちです。

作りやすさだけで残る品種ではないからこそ、
残す意味を認め、
つないできた人たちがいました。
そのことが、
朝日米が今も岡山に残っている理由です。

岡山との関係については、
朝日米と岡山県の関係
詳しくまとめています。

当店が岡山の自然栽培の朝日米を扱う理由

当店では、
岡山県倉敷市の契約農家による
自然栽培の朝日米を
取り扱っています。

朝日米そのものが持つ味わいに加え、
どのように育てられているかにも
納得できるお米を選びたい。
その考えから、
当店ではこの朝日米を扱っています。

岡山で受け継がれてきた米を、
岡山にある店として大切に扱いたい。
そのことも、
当店が朝日米を扱う理由のひとつです。

毎日食べる主食だからこそ、
品種だけでなく、
栽培や土地の背景まで含めて
選びたい方におすすめしています。

まとめ

朝日米とは、
岡山で受け継がれてきた
在来種のお米です。

強い粘りや濃い甘みを
前面に出すのではなく、
粒感と後味のきれいさに
持ち味があります。

冷めても味の輪郭が崩れにくく、
食事の中で良さが伝わる。
朝日米は、
毎日のごはんの中で
真価がわかるお米です。

作りやすい品種ではなく、
現在では多く出回るお米でもありません。
それでも今なお受け継がれているのは、
希少だからではなく、
米そのものの良さがあるからです。

主流のお米との違いを知りたい方は、
朝日米とコシヒカリ
あわせてご覧ください。

当店の朝日米はこちらからご覧いただけます

スクロールできます

岡山県産 朝日米 5㎏(玄米/分づき/白米)│無農薬│在来種│令和7年産│くらしき自然栽培

岡山県産 朝日米 10㎏(玄米/分づき/白米)│無農薬│在来種│令和7年産│くらしき自然栽培

岡山県産 朝日米 20㎏(玄米/分づき/白米)│無農薬│在来種│令和7年産│くらしき自然栽培

岡山県産 朝日米 30㎏│無農薬│在来種│令和7年産│くらしき自然栽培

朝日米についてさらに詳しく知りたい方へ

朝日米の炊き方
朝日米を家庭でおいしく炊くポイントは、こちらで紹介しています。

朝日米と寿司屋|シャリに向くと言われる理由
粒感や冷めたあとの食べやすさが、どんな場面で活きるのかは、こちらで紹介しています。

朝日米まずい?そう疑念を抱かれる理由
食味との関係についてはこちらも参考になります。

自然栽培米とは
自然栽培米そのものについてはこちらの記事もあわせてご覧ください。